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投稿日:2017-10-01 府中 朝カフェの会

10/01 第183回府中朝カフェの会は、10/13留学生との食事会予定シェア

本日の府中朝カフェの会は、10/13留学生との食事会開催予定のシェアが有りました。

・10/13金曜日19:30-21:30まで開催します。準備は13:00-17:00調理室にて
・府中朝カフェの会主催者がカレーとシチューを担当します。
・参加費:社会人1000円,留学生500円、一般30名・留学生15名参加予定
・ウズベキスタン料理とロシア料理もあります。
・前回好評だった、食事をしながらクイズやトークを楽しみます。

府中朝カフェの会でも、外語大と社会人の協働活動の動向を注視していきたいです。

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堕ちてゆく-民生委員の女
「初子の、田舎の主婦に似つかわしくない男の扱い。子供会での奔放な振る舞い。
泊り掛けになった時、どこぞの旦那さんの布団に入り込んでいた、といった噂も流れた。事実だった。
酔った男に誘われると、初子は断れなくなっていた。
いつか夫の河端にも知れて騒動になるかもと思っても、止められなかった。
自分が派手な女。目立つ女。求められる女、主役の女になっていると思っただけで、本当に陰部は濡れた。
その男がタイプであるとかないとか、まるで関係無かった。
他の女達は眉をひそめたが、緑のおばさん、子供会会長としての初子は優秀であったから、
それだけで辞めてくれとは言えなかった。」
岩井志麻子

授乳
「その時私は急に、何かに我慢出来なくなった。私は洗濯物からまだ父の体温の残る白いブリーフを取り出した。
私はそれに、自分のブラジャーを通し、ぎゅっと結び付けた。
穿いているパンツを脱ぎ、それも、父の黒ずんで汗ばんだ靴下に結び付けた。
下着に染み込んだどちらかの体液が私の指先を湿らせたが、構わなかった。
洗濯機をひっくり返し、自分の下着を取り出しては、父の肌着を探り当て、二つを結び付けた。
美しく畳まれた母の桃色のブラジャーが、プラスチックの箱の中から、私の事を見ている。
そう感じれば感じる程、私は見せ付ける様に洗濯物を縛り続けた。
鏡を見ると貧相な素っ裸の自分が、冷たい目でこちらを見ていた。」
村田沙耶香

親指の恋人
「女子学生は堪えていた涙を落とした。一度堰を切ると止まらなくなった様だ。
白いシャツの胸が点々と灰色に染まっていく。準ミスキャンパスの長い手が閃いた。
テーブルのグラスを取って、中身を浴びせ掛ける。澄雄は避けなかった。
アイスキューブの入った氷水は酷く冷たく、肌に痛い程だったが、その程度の事は良いだろう。
冷静さを保ったままで微笑んで、消去済みのガールフレンドを見上げていた。
泣いていた奈央の顔付きが変わった。暗い道で未知の出会ってしまったかの様である。
じっと奈央の目を見た。まるで鏡の様だ。底の知れない恐怖と謎が、顔の中心で黒々とした穴になっている。
それは自分と全く同じ目だった。」
石田衣良

更に、盛り上げますよ~。