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投稿日:2017-07-02 府中 朝カフェの会

07/02 第157回府中朝カフェの会は、都議選当日投票のシェアが。

本日の府中朝カフェの会は、タイムリーな話題で、Tさんから都議選当日投票についてが有りました。
普段、選挙は身近な話題ではありませんが、都政を左右する都議会議員選挙は無関心では居られません。

・期日前投票は、4年前の1.5倍の投票率だった。
・選挙に参加する方法は3つ有る。
・候補者の名前を書いて投票する。
・白紙投票をする。
・選挙を棄権する。(駄目な対応)
・白票が多いと候補者に対する圧力になるので、棄権するより白紙投票が有効である。

「たかが、一票」などと思わず、自らの意思表示が必要だと思いました。
即日開票で今後の都政にどんな影響が出るか分かりそうです。

読書感想のシェア:

1)夜の目覚め
「久しぶりに角倉と夜、待ち合わせて食事したのは、ホテルのバーでそっけない別れ方をしてから半年後の事であった。
角倉は、小夜子の体を気遣いながらも、最後の晩に電話で約束した話を二度と口にしなかった。
小夜子もまた同様だった。小夜子の腹部には傷跡が残っていた。角倉にその傷跡を見られたくなかった。
子宮を失った事よりも何よりも、真っ先に角倉の眼に触れるであろう場所に、
十文字の深い傷痕が残された事、それ自体が悲しかった。傷痕は欠落の象徴だった。
それは臓器の欠落であると同時に、今後、確実に老いて行くであろう自分自身の欠落そのものの様に感じられた。
時折会って、食事をし、軽い抱擁、軽い接吻だけを交わす関係が続いた。
迸る様な情愛が深まれば深まる程、小夜子は自分の肌が角倉から遠のいていくのを感じた。
求めるという事の意味が分からなくなった。
小夜子は充分、角倉を求めていたし、彼もまた自分を求めている事は分かっていた。」
小池真理子

2)オトナの快楽勉強術
「勿論、"理屈抜きで兎に角楽しい" とか "夢中になって時間も忘れられる" となれば、
どんな種類の勉強であっても、素晴らしい"快楽勉強"の証拠なので構わないのですが。
しかし、通りすがりに道でぶつかった人やお店で隣り合った人と恋に落ち、
相手について無性に知りたくなる事がある様に、偶然開いた本や見掛けた作品、
出会った人物から大きな感動を受け、その感動が何であるか知りたくなり気が付いてみたら調べたり考えたりと
勉強を始めていたという事も有ります。
これが4つ目の"恋に落ちた勉強"。
オトナの勉強は"仕事に必要" "仕事の疲れを取る" "夢に繋がる" "恋に落ちた"の4つに分けられ、
後に挙げた勉強ほど快楽度が高い。」
中山庸子

3)江戸と島原
「有名な随筆家岩瀬京山が伝える江戸町一丁目の妓楼屋宇右衛門は一角の人物であったらしい。
歌人橘千蔭の門人となり、墨河と号して有名であったばかりではない。
親から店を譲られた時には、小さな娼家であったが、彼はその優れた才覚で商売を繁昌させた。
その方法は、抱えの遊女達へ、毎月一度ずつ、客の多少によって等級を付け、褒美を与えて、商売に精を出させた。
その頃、花扇と滝川という二人の上質な遊女が居た。花扇の部屋は表座敷、滝川は、裏屋敷であった。
そこで主人は一計を案じ、花扇へ贈るべき立派な褒賞をわざと間違えて、滝川の部屋の届けておいて、
程経て軽い賞品と取り替えて、滝川の奮起を促した。
かくて滝川は発奮して勤めに精を出したので両妓は扇屋の一双の名花・珠玉と賞賛されるようになった。」
小野武雄

更に、盛り上げますよ~。