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投稿日:2017-06-25 府中 朝カフェの会

06/25 第155回府中朝カフェの会は、かみのやま温泉 葉山館にて。

本日の府中朝カフェの会は、かみのやま温泉 葉山館のラウンジにて行いました。

三越伊勢丹のバス旅行に参加してそのまま宿泊した宿のラウンジで突発朝カフェとして行いました。

・府中から6時間掛けて上山市まで途中青木屋の弁当をサービスエリアで頂く。
・さくらんぼの食べ放題を満喫
・夕食は、美味しい地酒と米沢牛をしゃぶしゃぶとステーキで
・温泉は源泉掛け流しで湯当たりしにくい泉質
・和室には中庭と檜の部屋風呂付
・廊下にも中庭があり、ラウンジはとても落ち着いた雰囲気

美味しい朝ごはんの後にラウンジでゆったりと朝カフェしました。
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1)媚薬の検証 精力増強のための体当たりデータ満載!
「不屈の目で見上げるランボーは殺されても何も喋りそうに無い。
しかし切断されるとなったらどうか。かなり揺らぐんじゃないか。
自分で縫った位じゃくっ付きそうにないし。
さらに犬に食わせると言われたら、きっと死んだほうがマシだと思うに違い無い。
喋るだろう。ランボーだって喋る。
たぶん大統領のパンツの銘柄まで喋る。性欲は男の人生なのである。
しかし人生の半ばで折り返した時、その性欲がこれから失われていく事に気付くのだ。
月が新月へ向かう様に、性欲が消え失せていくと知ったら、如何すれば良いのか。
30年も40年も、まだ人生は続く・・・それなのに、もはや新月。自己の危機である。
性欲の無い人生なんて、想像も出来ない。」
川口友万

2)プワゾン
「しかしそれは私が男の選択を、一年毎にルーズに妥協している為もあった。
今夜の男は初老と言えた。何処にでも見掛ける地味な身なりである。
男とは街中のスナックで知り合った。
週末になると、私はその目的だけで、ホテルのバーではなくスナックに出掛ける。
つまり、そういう男達を、私は相手にし始めている。
そういう自分が視えて、そこはかとなく私の自尊心は軋む。
自尊心のハードルを、どんどん下げていっている。
けれど、ナルシシズムの仕組みは可笑しなもので、ベッドの中で男から言われた言葉の、
耳に快いいくつかをしっかりと記憶に刻み、
反芻している内にしおれ掛けたナルシシズムは艶と光沢を帯びて、私を蘇らす。
これから先、私を支えるのは、こうした、いくつかの、
くだらなくても甘美な思い出であるに違い無い。
私の場合、それは、数少ない上等な思い出であるよりも、
出来るだけ沢山の、しかもちっぽけな欠片で良かった。」
藤堂志津子

3)ホテルローヤル
「答える言葉が見付からない。
刷毛を使って体をひと撫でされた様な寒気が足下から這い上がってくる。
肌を震わせながら、全身に広がってゆく。
今まで決して親と会おうとは言わなかった男が、今日に限ってそんな言葉を吐いた事に驚いていた。
男の言葉は今日の日差しに似て、遠い所で煙っていた。
美幸は震えを止めようと、交差させた両腕をかっちりと自分を抱いた。
自分しかこの体を守れない。貴史の口から将来の話が出たのが今日でなければ、と思った。
せめて、明日、明後日、もう少し先か、あるいはホテルローヤルへゆく前だったら---。
車窓を流れてゆく白茶けた葦原が、蛇行する川に二分されている。
男の声が川の向こう岸から囁く様に響いてくる---。」
桜木紫乃

更に、盛り上げますよ~。