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投稿日:2018-05-20 府中 朝カフェの会

5/20 第246回府中朝カフェの会は、府中カルコネ@外語大アゴラホール。

本日の府中朝カフェの会は、5/17開催の府中カルコネ@外語大アゴラホールのシェアが有りました。

・外語大で学生有志の同好会設立の為に、学内でのイベント開催の実績を積むのが今回の目的。
・テーマは、「世界のヘルシーフード」で、留学生12名一般28名の合計40名参加
・食事は、発酵食品を使い、味噌玉・おにぎりとその具材・豚汁ならぬ鳥汁(ムスリムの学生対応の為)
・留学生からも自国のヘルシーフードの紹介があった。

府中朝カフェの会でも、府中カルコネ@外語大アゴラホールの動向を注視していきたいです。

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オニババ化する女たち-女性の身体性を取り戻す-
「この方の仰る、トイレで出す、ということがこの章で取り上げている、
月経コントロールだと思うのですが、本人はその様には自覚していません。
他に御話して下さった方達も同じで、やっている人は皆、漠然と、誰でもしている事だろう、と思っているのです。
え?、皆出来ないんですか?、当たり前の事だと思っていました、
とか、こんな事に興味を持って誉めて貰えた事なんか無かった、などと半ば戸惑って仰ったりします。
勿論、母親あるいは祖母から聞いて覚えた、という様な、上の世代から伝えられた知恵と言う訳ではないのでした。
ただ、一人だけ親から教わった、という方もありました。
その女性のお産を介助した友人の助産師から聴いた話です。
お産の時にその女性は、助産婦さんから、とても上手ね、と誉めて貰った事を思い出し、
私がもしもお産の時上手だったとしたら、それは、母から月経血を止めて、コントロールする、
という事を習っていたからだと思います、という手紙が来たそうです。」
三砂ちづる

男尊女卑という病
「女性の方に地位や権力があり、男性が逆らえない状況ならセクハラと言える。
以前、日本スケート連盟会長の橋本聖子参議院議員が、
高橋大輔選手に抱き付いてキスする写真が週刊誌に掲載され、騒動になった事がある。
私は、この騒動を知った時、若くてカッコイイ男の子にキス出来て羨ましいというのが正直な気持ちだった。
橋本議員を、セクハラおばさんと批判していたファンの多くが、
高橋選手を、大ちゃんと呼んで、息子の様に応援していた中高年女性だったとか。
だとすると、周囲のバッシングの根底に潜んでいるのは、羨望である事が多い。
他人の幸福が我慢出来ない怒りである。
自分がやりたくても出来ない事を他人が易々とやってのけると、
激しい怒りに駆られて徹底的に攻撃するのが人間というものである。
だからこのケースは、橋本議員の逆セクハラ、パワハラという話以上に、
周囲の女性達の羨望が表れたケースなのかも知れない。
ただ、周りを見回すと、こうした同姓の羨望だけでは片付けられない様な事例があるのも確かだ。
年齢が高くなり、女として見て貰えなくなる事への焦りや不安がそういった形で出ているのかも知れない。」
片田珠美

やまとなでしこの性愛史 -古代から近代へ-
「多妻制の良さといおうか、便利な所といおうか。一人の男を複数の女が所有出来るのである。
一夫一婦制ならば妻以外の女はみな非合法だが、多妻制ならばすべて合法である。
かたちありさま、優れた男、しかもいろごのみで女を大事にする男なら、
一人の女に独占させておく手はないではないか。
当時の女が平気で既婚の男の妻になるのは、おそらく共有の感覚によるのである。
ルールは守らなければならない、他の妻の立場や身分を保証しなければならないが、良い男なら結婚したい。
紫式部の結婚もそんなところだったのだろう。
いろごのみを共有する女には、身分財産が相手の男に劣らない事がもとめあられるのだ。
天皇は古代の大王と同様、政策として多妻でなければならなかったが、
妻達はみな権力者の娘で、天皇とは持ちつ持たれつの関係にあった。
だからこそ、公平を期して、色々な政治勢力から妻を迎える訳である。
多妻は男にとって経済的に利益になる、事は前述したが、
そうした事情の上にいろごのみのギャラントリーと、女側の共有感覚が育ったといえる。
女が男に養われる身では、平気で他人と共有してはいられない。
自分の取り分が何分の一かになってしまう。
十分な経済的背景を持って、素晴らしい男を共有するというのが、
当時の上流社会の女性の理想であり、更級日記の作者の夢でもあったのだ。」
和田好子

更に、盛り上げますよ~。