レポート一覧

投稿日:2017-12-21 府中 朝カフェの会

12/20 第204回府中朝カフェの会は、府中市が市民相手に敗訴した事案。

本日の府中朝カフェの会は、議会ウォッチングでの府中市が市民相手に敗訴した事案のシェアが有りました。

・約10年前に車返団地の固定資産税を計1,700万円余分に税金を取っていた。
・監査請求で否決された住民が裁判で勝訴した。
・スマートインター建設に伴なう周辺開発を府中市がしなくて裁判で敗訴した。
・市制60年の府中市は、黙っていると間違った事を住民に押し付ける。

府中朝カフェの会でも、議会・市政ウォッチングの動向と府中市の敗訴事案動向を注視していきたいです。

読書感想のシェア:

呪いの時代
「壊す事も創造する事も、今ある現実を変えるという点ではよく似ています。
ですから、Changeという威勢の良い掛け声を挙げて興奮している人は、自分がものを壊しているのか、
作り出しているのかと言う事には余り興味を示しません。
長く生きてきて分かった事の一つは、現実を変えようと叫んでいる時に、自分がものを壊しているのか、
作り出しているのかを吟味する習慣を持たない人は殆どの場合壊す事しかしない、と言う事です。
そして常識的に考えれば分かる事ですが、壊すだけで作り出すと言う事を誰もしなければ、
いずれ世の中の全ては破壊し尽くされて、もう壊すものさえも無くなるという事です。」
内田樹

日本教の社会学-戦後日本は民主主義国家にあらず
「日本人は誰しも、日本が普通の社会であり、外国もまあこんなもんだと思い込んでしまっている。
ところがどうして、世界中で日本ほど奇妙奇天烈な社会は無く、外国人とはどうしても理解し合えない。
中国・朝鮮と欧米諸国とは随分違った社会だが、欧米人と中国人・朝鮮人とは割合に容易に理解し合えてしまう。
が、日本人だけは例外だ。
その理由は、世界中どこにでも有り、日本にだけ存在しないものが在るからである。
それが宗教と論理だ。いや言葉を更に正確に言えば、日本教というネガ宗教が日本を支配しているからだ。
日本人はものを考える時に、論理で考えずにフィーリングで感じ取ってしまう。
我々は、この様にして何千年も生きてきたし、今もそうなのだ。類無い変則社会である。」
山本七平・小室直樹

日溜まりの水-ポルノグラフィア
「脚を開いたまま腰を沈めるポーズを取り続けていた小春が、悲鳴に近い声を出した。
僕は小春を救い出さなければならない。
片方の股にしがみ付いた僕は、懸命に舌を突き伸ばして花に触れようとする。
透明な膜に包まれた花弁は、庭から照り返した光を受けて輝いていた。
成る程花は肉の襞が複雑に寄り集まって出来ている。花の真中には暗い穴が口を広げている。
暗い穴は頭からでも入っていけそうな気がしてくる。
小春が身体の平衡を保っていられないという風に腰を揺らすので、僕は舌先を上手く穴の中に入れる事が出来ない。
人間には、いや、女と言った方が良いであろう。
女の身体の真中には何故暗い穴が有るのであろうか。
爪の先で花弁をそっと摘むと、小春は立っていられなくなった。」
立松和平

更に、盛り上げますよ~。

投稿日:2017-12-21 高輪(品川) 朝カフェの会

「ソワニエ(soigner)」とは

高輪 朝カフェの会の会場としてモンベル高輪ビルB1Fのハーベステラス(Hervesterrace)を使わせて頂いています。そこの店長とお話した際、タイトルにある「ソワニエ」という素敵な言葉を教えて頂きました。この場を借りて、皆さんにもシェアしたいと思います。

「ソワニエ(soigner)」は「癒す」「心配りする」「看る」などの意味があるフランス語です。ここから派生して、私達がよく利用する飲食店などでは「上客」という意味で使われることがあります。

この用法はフレンチ店で給仕長がシェフに注文を伝える際、伝票に「a soigner(大切に扱われるべき)」と書き添える客がいることに由来します。
何をもって「ソワニエ」と添えるかはお店ごとに異なります。単にV.I.P.や常連、お金をたくさん支払う客に対して使われるわけではありません。お店にとって本当に大切なお客さんに対して使われます。
元はフレンチなので、料理やワイン、サーヴィスに精通し、特別扱いを求めず、時にはスタッフの成長を促す言葉を伝えることもある、お店にとって本当に有り難い客に対して使われていたようです。このような文化に触発された方が自分のお店にも採り入れるようになったのでしょう。今では飲食店業界を越えて広く知られる言葉・文化となっています。

「ソワニエ」と添えられた人は店員一人ひとりに感謝し、更に良くなって欲しい、という想いで来店し、声を掛け、帰っていくのだと思います。その人とお店との間には、相思相愛、互いに感謝し敬い合う関係が築かれていると思います。

店長によると、最近は店員を奴隷のように扱う(いわゆる「モンスター」のような)客が増えているそうです。「人が嫌がることをしない」朝カフェの会の参加者が「モンスター」になることはないと思いますが、よく訪れるお店であれば、「ソワニエ」と添えられるような振る舞いによって、お店の雰囲気作りに貢献してみるのも良いのではないでしょうか。
「ソワニエ」という言葉をお店の方が知っているかどうかは関係ないでしょう。お店の方々とのささやかな心の交流がプラスされ、朝のひとときがより豊かで、学びが多く、心地良く過ごせる時間になると思います。また、砂漠のように孤独で渇いた環境が多い中、私達のちょっとした心掛けにより、その会場に心のオアシスのような潤いがもたらされ、更に素敵な場に変えていくことができると思います。
朝カフェの会の広がりと共に、こうした良きカフェ文化が広がっていくことを願い、記事を書かせて頂きました。

「人が嫌がることをしない」の延長には「人の喜ぶことをする」があると思います。「ソワニエ」とはそうした行動に対するご褒美を象徴する言葉ではないかと思います。

双葉 宙(ふたば そら)

投稿日:2017-12-21 高輪(品川) 朝カフェの会

ハーベステラス品川店 店長とのお話

朝カフェの会の会場として利用させて頂いているハーベステラス品川店の店長とお話しました。
高輪 朝カフェの会に参加する時に必ずお世話になるお店のことですので、この場を借りて店長とお話した内容を皆さんにもシェア致します。

高輪 朝カフェの会は今年(2017年)の1月に、このお店に開催場所を変更しました。店長はこれまでの会の様子を観ていて、以下のように感じていらしたようです。
私について:誠実そう。参加者がいない時に一人で待っている様子や参加者と話している時の様子を観ていて受けた印象だそうです。
参加者について:いい人が多そう。
朝カフェの会について:たまに集まって色々お話をして帰っていく会。人と人がつながり、ゆっくりお茶などを飲みながら会話を楽しむ。それは本来カフェが果たすべき役割そのものなので、その雰囲気自体は共感を持って受け止めている。というような話を頂きました。

上記のように傍目からは雰囲気の良さそうな会、と見てくださっていたようです。ただ、具体的にどういう会なのかを今までお話する機会がなかったため、お店としてどう対応すれば良いか態度を決めかねていたようです。
これに対して、私の方から朝カフェの会の概要と、私がどういう想いで(なぜこのお店で)開催しているのかについて、以下のような説明をしました。

朝カフェの会についてはホームページの各ページをざっとお見せしながら、発起人会の特徴、「人の嫌がることをしない(文章動画)」、対面重視、ソーシャリアル(文章動画)等のコンセプト関連の説明に加え、開催会場の広がりカレンダー高輪 朝カフェの会のページなどについて説明しました。鈴木拓さんにはまだお会いしたこともないため恐縮しつつ、また同じようにはとても説明しきれませんでしたが、何となくは理解頂けたと思います。

高輪 朝カフェの会については、朝カフェの会のコンセプト(鈴木拓さんの想い)に共感していること、近所に住んでいることの他、開催報告でもたまに触れている以下のようなことをお伝えしました。
私は以前から、もっと何か社会貢献できないかとずっと考えてきました。そして毎日の1つ1つの選択が社会貢献となるようにしたいと思うようになりました。社会貢献は日常的な場面でもどういう選択をしていくかで十分にできることです。例えば、地球環境を破壊するような会社から物を買うのか、環境保護にしっかり取り組む会社から物を買うのかをきちんと選択することで、環境保護という社会貢献ができます。
ハーベステラスはモンベルから生まれた会社ということもあり、山などの自然環境を守ることはよく考えています。また、フェアトレードのコーヒーを提供して途上国の支援をしたり、雇用で知的障害者の支援をしたりもしています。
つまり、ここで飲食をすること自体が様々な形の社会貢献になります。朝カフェの会を開けば、参加者も知らないうちにそうした社会貢献のお手伝いができます。更にここで開催を続けていくことで、こうしたハーベステラスの活動を知り、参加者や参加を検討している方々がそうした社会問題に目を向ける機会を増やすこともできます。
つまり、ただハーベステラスで朝カフェの会を続けるだけで、何重にも社会貢献ができます。そういう理由でこのお店を選び続けています。
概ね上記のような話をしました。

店長からは以下のような話を伺いました。
社会貢献と言うと、例えば途上国のことなどに目が行き易い。しかし、目の前のたった一人の人とどう接するかが重要だと思う。お店にやって来た名前も知らない一人の人に対して、できることをする。そういうことが大切だと思う。
こういう想いを胸に幾つかの飲食店を経験してきた。しかし、現実はそういう想いが強くなるほど、そうした理想から離れる方向に進んでいたように感じる。
最近は店員をまるで奴隷のように扱う客が増えてきた。スタッフに対して「お客様の笑顔を見るために、明るく笑顔で頑張ろう!」というような理想論で指導できなくなっている。(上記のような想いが強いため尚更、)店長自身もスタッフも客からひどい仕打ちを受ける度に傷付いている。
朝カフェの会で参加者同士が繋がっていくことは素晴らしいことだと思う。それにプラスして、お店のスタッフとの接し方やお店の雰囲気作りのことを考慮頂き、お店との橋渡し的なこともして頂けると嬉しい。そういうことをして頂けるなら、朝カフェの会のために力になれることをやりたいと思う。
飲食店業界には「ソワニエ(ソワニエの記事)」という言葉がある。私(双葉)にはそういう存在になって欲しい。

私との話なので、私にお店の雰囲気作りを一緒にやって欲しい、という内容でした。しかし、私だけでなく、参加者一人ひとりが、お店との関わり方を考えて行動することが大切だと思います。それは他店に行った時も同じだと思います。「ソワニエ」の記事でも書いていますが、朝カフェの会の広がりと共に、お店の雰囲気作りに貢献するという良きカフェ文化も広がっていくことを願っています。

店長との話に対する個人的な感想は以下です。
貧困や紛争、環境破壊等の社会問題のことを考えると、直接的な行動に意識が向き易い、というのは本当にそう思います。それらが解決すべき社会問題だということは心に留めておいた方が良いと思います。それを意識した上で、例え小さなことでも日常的に選択・行動していくことが大切だと思います。
今ある社会問題は国や機関、企業、一部のお金持ちなどの限られた人たちだけで解決できる問題ではありません。一人ひとりの価値ある行動が世界中に広がった時、初めて社会問題は解決されていくと思います。
例えば、人の嫌がることをせず、お店のことも考えた上で、雰囲気の良い朝カフェの会を創る。私たちにできるそういう小さなことが社会問題を解決する鍵になっていると思います。

店長が正確に何と表現したかは覚えていないのですが、「目の前のたった一人の人とどう接するかが重要」という内容のことを話されていました。
これとほぼ同じことを朝カフェの会の参加者に私自身も話したことがあります。その接し方次第でいつでも社会貢献できる、という想いを胸に、朝カフェの会、仕事、家庭の一人ひとりと関わっています。この言葉を店長から聞いた時、とても嬉しく、高輪 朝カフェの会とハーベステラスは良い雰囲気を創っていけるだろうと思いました。

最後に、店長にはお忙しい中、お時間を頂き、有意義な時間を過ごさせて頂いたことに、改めて感謝致します。また、この文章を最後までお読みくださった皆様、いつも朝カフェの会でお世話になっている方々にも感謝致します。

ありがとうございました。

双葉 宙(ふたば そら)

投稿日:2017-12-21 高輪(品川) 朝カフェの会

17/11/25開催 第20回 高輪(品川) 朝カフェの会

今回は朝カフェの会の前に会場として利用させて頂いているハーベステラス品川店の店長とお話しました。話の内容はコチラをご覧ください。「ソワニエ」という素敵な言葉も教えて頂きました。「ソワニエ」についてはコチラをご覧ください。

今回は4人の方が来てくださいました。上記の店長の話は4人にもすぐにシェアしました。

前回、私と同じ誕生日の方(人生で2人目! Yさん)が来てくださったのですが、何と今回も同じ誕生日の別の方(Dさん)が来てくださいました! たまたま高輪 朝カフェの会の前日にあった飲み会でYさんとDさんが出会い、その場に今回も来てくださった秋葉原昭和通りのあいこさんも居合わせたそうです。Yさんとあいこさんが私のことや翌日のこの会のことを紹介してくださったようです。Dさんは仕事前の時間がない中、(恐らくそれなりのお金や時間をかけて)会いに来てくださいました。3人それぞれの温かい心を感じました。そして、3人と同じ体験・感動を共有出来たことが嬉しく、この出来事に感謝しています。Dさんは私の仕事の話やエッセンシャルオイルの話などを丁寧に聞いてくださいました。Dさんの話の中では大手醤油メーカーの原料が…という話が印象に残りました。

残り2人はなんと東松戸 朝カフェの会からの「はしご」でした。東松戸の畑中さんはたまに高輪に来てくださいます。今回は自分の会に来てくださった朝カフェの会初参加の方を誘って、高輪まで連れて来てくださいました。いつも来てくださる畑中さん、初参加にも関わらず遥々来てくださった方にも心から感謝しています。畑中さんはその方のために少し会の開始時間を早めたそうです。そういうきめ細やかな対応、温かな心の交流があったことが素敵だな、と思いました。また、こうして初参加の方にお会いすると、朝カフェの会がいい感じで広がっているなと実感できます。
初参加の方にもいいな、と思ってもらえるような雰囲気が創れるよう、今後も精進していきたいと思います。

次回は12/23(土)です。
皆様とお会い出来ることを楽しみにしております。

双葉 宙(ふたば そら)